- 2009年3月13日 11:41
- 環境問題
サンフランシスコ(CNN) 英国の冒険家デイビッド・デ・ロスチャイルドさんが、空きペットボトルを使って全長18メートルのボートを作り、米国サンフランシスコからオーストラリア・シドニーまで太平洋を横断する計画を立てている。出発は4月で、途中ハワイとツバル、フィジーに立ち寄り、1万7600キロを航海する。
デ・ロスチャイルドさんは、英金融財閥ロスチャイルド家の一員。2005年に、環境問題喚起の冒険を実施する団体アドベンチャー・エコロジーを設立した。
空きペットボトル製の双胴船も、環境問題を訴える運動の一環。ソーダ類の2リットル空きペットボトルを1万2000─1万6000本集め、ラベルをはがして洗浄。中にドライアイスを入れてふたをし、昇華した二酸化炭素による圧力でペットボトルを強化する。さらに、ペットボトルからリサイクルされた繊維をペットボトルのブロックに圧着して、ふたつの船体を製作。マストは金属製だが、船全体のほぼ9割をリサイクル材から作り、新品の資材は全体の約10%だという。
ボートには風力タービンとソーラーパネルも設置し、積載するノートパソコンやGPS、衛星電話の電力をまかなう。
船名は、1947年に太平洋を「コンチキ号」で横断したノルウェーの冒険家トール・ヘイダールに敬意をこめて、「プラスチキ号」とした。デ・ロスチャイルドさんのほか、科学者や船員も乗り込み、地球環境の保全や再生可能なエネルギー普及を訴えるほか、消費者がゴミとして出したものも資源となる可能性があることを伝えたいと話している。
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