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段ボール使いごみ堆肥化、口コミで浸透/川崎

  • Posted by: 環境問題.com
  • 2009年6月 8日 15:09
  • ゴミ

段ボール使いごみ堆肥化、口コミで浸透/川崎より

 川崎市麻生区の主婦らが、段ボールを使って家庭から出る生ごみを堆肥(たいひ)化する「段ボールコンポスト」の試みを始めた。ほとんどの生ごみをそのまま入れられ、においも出ない手軽さが好評で、昨年10月から約200人が挑戦するなど、早くも活動の輪が広がっている。

 段ボールコンポストの活動に取り組んでいるのは、2007年8月、同区の主婦らで結成した「環境を考え行動する会」。同会発足1周年の講演会で生ごみ堆肥化の活動と出会い、福岡県などで活動する特定非営利活動法人(NPO法人)の段ボールコンポストにたどり着いた。

 段ボールに保水性に優れたピートモスという土壌と、脱臭用のもみ殻くん炭を入れ、通気のよい場所に置けば、空気中の微生物などが段ボール内で増殖し、1日約1キロまで生ごみを分解する。段ボールは通気性が高く、生ごみの水切りは不要。貝殻以外の生ごみなら腐っていてもそのまま投入でき、においもしない手軽さがメリットだ。1箱に約50キロ投入でき、1カ月置くと約10キロの堆肥となる。

 同会では実験期間を経て、昨年10月から段ボールなどを一式そろえたスタートセットを販売。「(微生物が)熱を発しながら、どんどん生ごみを分解するのが面白い」などと好評で、取り組みは口コミで拡大。参加人数は200人を数えた。

 購入後の相談会でアドバイスを受けに来た東京都町田市の植木由美子さん(51)も「職場で聞いて始めた。入れた生ごみが減るのは見ていて楽しいし、町田市はごみ袋が有料なので助かります」と喜ぶ。

 昨年秋に川崎市が行った市民ごみ排出実態調査によると、市民1人が1日に出す生ごみの量は約190グラムで、全体の約29.8%。同会の天野悦子代表(55)は「ごみが3割減れば、ごみ袋や処理コストなどの節減につながる。堆肥化の活動を通じ、環境問題全体への意識も高まれば」と期待している。

 スタートセットは1600円。月に2回の相談会も開いている。問い合わせは同会電話044(988)9474。

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